エトヴォス ミネラルインナートリートメントベースとは?


エトヴォスの「ミネラルインナートリートメントベース」は、ベースメイクでありながらスキンケア視点を重視した化粧下地。
カバー力やツヤ感を前面に出すタイプではなく、肌の土台を整えることを目的とした“インナートリートメント発想”が特徴です。
今回購入したポーセリンベージュは肌の赤み・黄みを極端に寄せず、トーンをニュートラルに整えて透明感を引き出すカラー。
ファンデーションの色を邪魔せず、全体の仕上がりを底上げしてくれます。
製品情報
- 商品名:エトヴォス ミネラルインナートリートメントベース
- カラー:全6色(うち2色は限定色)
- 容量:25mL
- 価格:4,950円(税込)
- SPF31 / PA+++
8つの不使用|肌への負担をできるだけ減らした処方
エトヴォスの大きな特徴が、肌へのやさしさを考えた処方設計です。
- アルコール不使用
- パラベン不使用
- 石油系界面活性剤不使用
- 鉱物油不使用
- シリコン不使用
- タール系色素不使用
- 合成香料不使用
- 紫外線吸収剤不使用
特に化粧下地はファンデーションより先に肌へ直接触れるアイテム。
そのため、成分を気にする人にとっては「一番やさしいものを選びたい工程」でもあります。
毎日使うベースだからこそ、刺激になりにくい処方を選びたい人にはちょうど良い選択肢だと感じました。
使用感レビュー|みずみずしく、軽い仕上がり

テクスチャーは乳液のようにみずみずしく、肌にのせると薄く均一に広がります。
重さや膜感はなく、ベースメイク特有の圧迫感はほとんどありません。
公式では「インナートリートメント効果」「うるおい成分が角層まで浸透」といった表現がされていますが、
実際の使用感は内側をしっとりさせつつ、表面は軽やかという印象。
しっとりはするものの、ツヤで覆うタイプではなく、あくまで自然。
ツヤやカバー力を強く求める人には物足りなく感じるかもしれません。
クレ・ド・ポーの下地と比べて感じた違い
同価格帯〜上のクラスとして比較されやすいのが、
クレ・ド・ポー ボーテ「ヴォワールコレクチュール n」です。
正直な感想として、表面のしっとり感やリッチなうるおいはクレ・ド・ポーの方が強いと感じました。
仕上がりの完成度や満足感を最優先するなら、そちらを選ぶのも納得です。
ただしエトヴォスは、成分配慮・石けんオフ可能・軽い使用感といった方向性が明確。
「どちらが上か」ではなく、求めている価値が違うと考えるのが自然だと思います。
「ツヤと補正の満足感」ならクレ・ド・ポー、
「成分配慮と軽さ」ならエトヴォス、
「ツヤと均一感を手軽に足したい」ならボビイ、という選び方がしやすいです。
▼ クレ・ド・ポーの下地レビューはこちら
クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュール n 徹底レビュー
相性が良かったファンデーション
▼ ツヤをもう少し足したい人は、下地を「美容液系」に寄せるのもおすすめ
▶︎ ボビイブラウン インテンシブ セラム ラディアンス プライマー(40代レビュー・価格改定まとめ)
ボビイ ブラウン インテンシブ セラム クリーム ファンデーション
スキンケアのようなうるおい感があり、エトヴォスのインナートリートメント発想と相性が良いと感じました。
下地で土台を軽く整え、ファンデーションでツヤと密度を足す組み合わせです。
▶︎ ボビイ ブラウン クリームファンデーションのレビューを見る
ランコム タンイドル ウルトラ ウェア NB01
色の相性が特に良かったのがNB01。
ポーセリンベージュが肌トーンをニュートラルに整えるため、ファンデーションの色がきれいにのります。
全成分表示

まとめ|エトヴォスはこんな人におすすめ
- 成分に配慮した化粧下地を探している
- ベースメイクによる肌負担をできるだけ減らしたい
- 下地は軽く、ファンデーションで仕上げを調整したい
- 透明感を邪魔しないニュートラルな下地が欲しい
価格だけを見ると決して「安い」下地ではありませんが、
処方・使用感・肌への考え方を含めたトータルバランスで選ぶ人には、納得感のある一本。
仕上がり重視ならクレ・ド・ポー、
肌へのやさしさと軽やかさを重視するならエトヴォス。
そんな住み分けがしっくりくる化粧下地だと感じました。
肌が揺らぎやすくなってきた今、
「毎日安心して使えること」を大切にしたい人に、ちょうどいい下地だと思います。


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